フィアレスドラフトの年内継続採用が決定
3月16日、Riot Gamesは「フィアレスドラフト」方式を今後のSplit2以降のリーグ戦や、国際大会であるMSIおよびWorldsの一部で継続して採用することを発表しました。
フィアレスドラフトとは
フィアレスドラフトとは、今シーズンより採用されたピック/バンでの新ルールであり、シリーズの中で前の試合でピックしたチャンピオンがBANになる形式のドラフトです。
具体的には、Bo5(5戦3本勝負)の場合、1試合ごとに前の試合で登場したチャンピオンが使用不可となるため、最大50体ものチャンピオンがBAN対象になります。これにより、各チームは普段使用しないチャンピオンをピックする必要が出てくるため、ピックプールの多様化や柔軟な戦略が求められます。
実際に、Split 1やFirst Stand Tournamentでこのルールが適用された際には、「ケイル」や「カサディン」など、通常のメタではあまり見られないピックが登場し、観戦者を大いに盛り上げました。
Riot Gamesは、ファンからの声や各地域のチームとの対話を通じて、フィアレスドラフトに対する肯定的な反応が圧倒的に多かったことを受け、今後も同ルールを継続採用する方針を決定したとしています。
今後の採用形式
今年の競技シーズン中のフィアレスドラフトの継続採用によって、リーグ戦と国際大会は以下のように変更されます。
- リーグ戦
- Split 2以降、すべての地域リーグでフィアレスドラフトが採用
- LCP 2025 Mid Seasonでは、レギュラーシーズンの形式がBo1ダブル ラウンドロビンからBo3 シングルラウンドロビンに変更
- 国際大会
- MSIとWorldsのフォーマットは変更されず、すべての対戦でフィアレスドラフトが採用
これにより、従来の戦略だけでは勝ち上がれない環境が続き、より多様なチャンピオンプールと選手の柔軟な対応力が試されることになります。