【Worlds】スイス組チーム解説&注目選手紹介!これさえ見れば予習は完璧!【2024】
今回はWCSを100倍楽しむために、出場する全チーム、そして注目選手を紹介する。
国際戦に詳しくない人も、応援している地域がある人も是非一度見て見てほしい。
本記事ではWCSスイス組12チームの解説を行う。
プレイイン組の解説はこちら!
LCK
LCK#1 : Hanwha Life Esports
宿敵を倒し日々加速するオレンジ超特急
TOP:Doran JG:Peanuts MID:Zeka BOT:Viper SUP:Delight
ROX Tigersの優勝から8年、新しい名前に生まれ変わり、ついに国内優勝。LCKのFinalでは宿敵GENGのゴールデンロードを阻むことに成功したチームがHLEだ。
今年の躍進の要因は何といってもメンツの豪華さ。これまで幾度となくロースター変更をしてきたHLEだが、今年の補強は超豪華。世界を獲ったこともある屈強なZeka+Viperのキャリーラインを残し、Doran/Peanuts/DelightをGENGから引っ張ってきた。トッププロの集ったHLEだったが、春シーズンはT1に敗れ惜しくも3位。MSI出場にはかなわなかった。
HLEとしてのWorlds出場は2021年のChovy+Deft時代まで遡る。長き低迷の日々、あらゆる力を磨き上げて遂にLCKの栄冠を手にしたHLE。勢いそのまま世界の王冠を獲りに行く。
注目選手:Zeka
2022年のDRXの躍進劇、そしてDeftのラストダンスの立役者となったZeka。今年の夏はそんなZekaにとって追い風となるメタだった。メイジを少し不得意とする代わりに、メレーのような変わり種に対する卓越した技術。LCKのFinalでは対面のChovyよりもアグレッシブに動き回り、MVPを獲得するほど。しかし、その歪なMIDメタはWorldsにて少し終わりを見せつつある。ここでZekaがメタへの適応を見せれば、この戦車達の勢いはだれにも止められないだろう。
LCK#2 : GenG
覇道を歩む、優勝候補筆頭
TOP:Kiin JG:Canyon MID:Chovy BOT:Peyz SUP:Lehends
「2024年のWorldsにおいて、もっとも優勝する可能性が高いのはどのチームですか?」という問いに対しての答えがこのチーム、GenGだ。
LCKでの暴れっぷりとは裏腹に、国際線でのタイトルが遠かったGENG。今年はMSIで優勝し、そのジンクスを破ることに成功した。ただ、期待されていたグランドスラムの達成は、以前よりBANPICKの下手くそさも相まって、HLEによって防がれてしまっている。
しかし、それでもGENGが優勝候補筆頭ではあることには変わらない。夏シーズンのAll proにはチーム全員が抜擢。シーズン最高勝率の記録も塗り替えている。遂に大成したKiinや、勝ちに拘るために旧友と袂を分かったCanyonなど、スター性・実力も抜群。間違いなくLCKのドリームチームといえるだろう。
今までWorldsでファンの期待を裏切り続けてきたGENG。ただ、今年のGENGは以前よりも仕上がっている。募り積もって膨大に膨れ上がった期待すら、今のGENGの前では小さく見えるだろう。
注目選手:Chovy
MSIを獲り、遂に名実ともに世界最強MIDとなったChovy。ChovyをChovyたらしめている所以が、高すぎるCS精度だ。どんなに苦しい状況でも、どこからかお金を集めてきて、集団戦をキャリーする。序盤に築いた多少の有利など、Chovyは息をするように超えていってしまうのだ。
素晴らしい技術とは裏腹に、ChovyはいまだWorlds優勝どころか、決勝の舞台にすら立ったことがない。国際線の舞台でのChovyの敗退順位を指す呪いの言葉「888448」。今年、MSIの優勝で後ろに「1」が刻まれた。目指すは「88844811」だ。
LCK#3 : Dplus KIA
秘めたる無限の可能性でもう一度成り上がる
TOP:Kingen JG:Lucid MID:ShowMaker BOT:Aiming SUP:Moham/Kellin
PCバンから始まったチームは、今や世界での優勝と6年連続Worlds出場を達成している。LCK屈指の超実力派がDplus KIAだ。
今年のDKにはたくさんの課題があった。特に長年共に戦ってきたCanyonを失ったことは紛れもない痛手だった。今年、そのJGの枠にAcademyからLucidを招集。そして夏シーズン終盤には不調だったKellinの代わりにMohamをコールアップ。ルーキーには勢いがある反面、不安定な部分があるものの、Kingenの剛腕・ShowMakerのスター性・Aimingの安定感でそれを支えてきた。
若手が二人もいる分、他のチームよりもDKの懸念要素が多いことは事実だ。ただ、若手とともに進化し、適応を続けてきたこのチームなら、国際線の舞台で結果を出す未来は十二分にありえるだろう。
注目選手:Lucid
Academyを頭角を現していたゴールデンルーキー・Lucid。Canyonの後釜という重りすぎる重圧に耐え、春・夏シーズンを戦い抜いた。それもあって、プレイスタイルは大胆。得意チャンピオンはヴァイやリーシンで、非凡なメカニクスでスーパープレイを量産してきた。それもあって、DKのJGターゲットバン率は異常だ。
いくつもの苦難を越えてきた期待の新人。初の国際戦の重圧は非常に重いものだが、Lucidなら乗り越えられそうだ。
LCK#4 : T1
昨年王者の重責乗り越え、何度も蘇る生ける伝説
TOP:Zeus JG:Oner MID:Faker BOT:Gumayusi SUP:Keria
昨年の世界王者T1。LPLチームをなぎ倒し、再びFakerが王座に座った2023年の激動は記憶に新しい。
優勝メンバー全員続投の2024年。そんなT1だが、今年は苦しみに苦しみぬいた。襲ってきたのは多忙からくる疲労とメタの変化。露出の多いT1にとってシーズン中も過密スケジュールだが、今年はMSIとEWCが重なった。EWCは優勝できたものの、即サウジアラビアから帰国しLCKに出る選手たちの姿には疲れが見えていた。そんな中、多くの変遷を見せたメタにT1はふりまわされまくっていた。
苦しい状況でももがき続け、KTとのRFの激闘を勝ち抜きなんとかこぎつけたWorlds出場。世界中の多くのT1ファン(と今年のMVに携わった人たち)は胸をなでおろしたのではないだろうか。
一つ思い出してほしいことは、昨年もT1は不調だのと言われていたということ。そんな中でもT1は結果を残した。T1の国際戦での修正力は全チーム随一だ。
注目選手:Faker
LOLプレイヤーで知らない人はいない「不死身の魔王」、生きる伝説がFakerだ。今年は歴代最高の活躍を祝し、Hall of Legendsに殿堂入りを果たした。Fakerが凄すぎるせいで、来年のHoL入りができるプレイヤーがいないとまで言われている。
そんなFakerだが、今年は今まで以上にスランプに陥ってしまった。冷静な普段の姿とは違い、自分のプレイの不甲斐なさから壁に頭を打ち付ける姿も撮影されてしまっている。Fakerが第一線で活躍し続けられるのは、プロフェッショナリズムの高さが故だろう。調子を取り戻し、世界中のファンの期待に応えてほしい。
LPL
LPL#1 : Bilibili Gaming
もう一つの大本命 中国最強の猛る稲妻
TOP:Bin JG:Wei/Xun MID:knight BOT:Elk SUP:On
現LPL最強チーム、BLG。春夏連覇、MSI2位と結果も伴っており、このチームに異議を唱える人はいないだろう。
今年は春からJDGからLPL最強MIDレーナ―であるknightが合流。それだけでも非常に強かったが、夏からはRNGで活躍していたベテランJGのWeiが加わり、より圧倒的な強さを得た。夏シーズンで負けた回数は4回のみ、そして1シリーズも落とさずにLPLを優勝した。
プレイスタイルはアグレッシブで、LPLの攻撃性を煮詰めたようなもの。類まれなるミクロから、どんな状況でも返してくる。MSIの決勝で見せた、超絶振り状況での集団戦での勝利など、爆発力も随一だ。
MSIでの手痛い敗北をGENGにお見舞いされた。その痛みがBLGをより進化させた。LPLの才能達が世界に牙をむく。
注目選手:Bin
現在、世界のTOPレーナーで最もキャリー力を持っているのがBinだ。ファイター系のスペシャリストで、趣味の格闘技も合わさってか、ファイトに非常に長けたプレイヤーである。
国際大会での活躍っぷりも素晴らしく、今まで出場した国際大会でベスト4が1回、2位が4回、とずっと好成績を収めてきた。MSIでは他が揺らぐ中、一人で試合をキャリーする頼もしい姿も見せていた。Binに足りないのは、あとは国際戦のタイトルだけだ。
LPL#2 : Top Esports
頂きを目指すLPLの気高きプライド
TOP:369 JG:Tian MID:Creme BOT:JackeyLove SUP:Meiko
LPLのタイトルホルダーだらけで構成されているのがTESだ。Cremeを除く4人がそれぞれ違うチームで国際大会での優勝を経験している。(369:JDG,Tian:FPX,JackeyLove:IG,Meiko:EDG)
他のどのリージョンよりも競争の激しいLPLで、長年にわたり上位に食い込み続けている実力は言わずもがな。今年はBinと双璧をなすTOPのプロフェッショナル・369と中国サポートNo.1のキャリアを持つMeikoが加入。MIDは若手のCremeだが、メタとの相性も良く、世界も経験しみるみる成長した。
例年以上に一流のプレイヤーが揃い、TESが期待度が高いロースターであることは間違いないが、今までの世界戦ではことごとくファンの期待を裏切ってきた。特に格下相手などにさらっと負けてしまう印象が強い。もし、そういったTESのムラがなくなれば、一気に優勝候補の一角に躍り出るだろう。
注目選手:Tian
2019年のWorlds FinalでMVPに輝き、FPXをDoinbと共に優勝へと導いた技巧派JG。しかし、その後は手首の怪我などもあり、調子が乱高下。特にTES移籍後の世界の舞台でのパフォーマンスは低い傾向にあり、格下相手の敗北に導いてしまったこともしばしば。
しかし、今年のTianの調子は最高だ。LPL 2024 SummerのMVPに選ばれたTian。APジャングルメタを完璧に乗りこなし、数多の集団戦をキャリーしてきた。この調子を維持できれば、2度目の世界最高のJGに輝けるだろう。
LPL#3 : LNG Esports
苦難を乗り越えた麒麟児が起こす嵐
TOP:Zika JG:Weiwei MID:Scout BOT:GALA SUP:Hang
LPLスタイルに屈しない孤高の存在・LNG。攻めて攻めて攻めまくる中国的な動きよりも、マクロ重視の韓国的なゲーム展開を好む傾向にある。序盤の有利を得た時の堅牢さはLPL随一だが、振り状況を返す力は他のチームよりも劣るかもしれない。
LNGの特徴の一つにキャリー陣の強さが挙げられる。TOPのZikaは元々生粋のファイター専だけあって勢いがすさまじいが、近年ではライズなどの幅広い選択肢を持てるようになってきている。MIDのScoutは、2021年にEDGでWorlds優勝経験を持っている、何でもこなせるスーパーエリート。BOTのGALAは、RNGでUziの後釜を難なくこなしたレジェンドADCだ。
Worlds直前にはScoutの渡航問題もあり、一時期はJDGからYagaoが代理が入ることもアナウンスされていた。なんとかその問題は乗り越えられたが、LNGが他のチームより出遅れてしまったことは確かだ。短期間でより完成度を高められるかが焦点になるだろう。
注目選手:Scout
LNG唯一の韓国人選手でありながら、キャリアのほとんどを中国で過ごし、LPLレジデンシーまで獲得しているScout。あらゆる役割をそつなくこなす、2021年世界王者。
ただ、EDGからの移籍の際に契約のいざこざがあり、EDGから訴訟を受けてしまった。代役にYagaoの名前がいったん上がっていたが、かなりサポーティブなプレイヤーであるYagaoに、絶対的なキャリーでもあるScoutの役割はこなせないだろう。
己がまいた種とはいえ、出だしの遅れたScout。自身のキャリー力で巻き返せるか。
LPL#4 : Weibo Gaming
昨年のリベンジへ 雪辱に燃える鋭い眼光
TOP:Breathe JG:Tarzan MID:Xiaohu BOT:Light SUP:Crisp
昨年、2022DRXのように這い上がり栄冠をつかみにかかるも、惜しくもWorlds準優勝で終わったWBG。LPLとしてのリベンジもかねて挑んだ決勝戦だったが、T1の前になすすべもなくやられてしまった。
今年は、チームの顔的存在だったTheShyが離脱。TOPにZdzとJGにXiaohaoに置くもうまく機能せず、春シーズンは上位に残れなかった。夏に再起をかけて、TOPにRNGからBreathe、そしてJGに森の王ことTarzanを入れたが、これが当たり。チームは調子を上げ、ギリギリプレイオフに残り、Worlds出場権をかけたJDGとの死闘を制した。
チーム再編から日が浅い中、個人技の高さで順位を上げ、上位陣との闘いをプレイに磨きをかけながら勝ち抜いてきた。勢いそのまま、去年の雪辱を果たしに行く。
注目選手:Xiaohu
LPLを代表する選手、Xiaohu。リーグ最多の出場回数は最多、MSIの優勝回数は3回、そのうち1回はトップレーナ―としても優勝しているまごうことなきレジェンドプレイヤーだ。
TOPの経験も生きており、非常に幅広いピックプールを持っているのが特徴。ベテランということもあり、少し器用ばかりが目立っている印象も受けるが、間違いなくXiaohuがWBGの屋台骨だ。
MSIを3回も獲っているにも関わらず、いまだWorldsの優勝経験はないXiaohu。昨年は決勝の舞台でFakerに敗北してしまった。それ以外のすべてを手に入れてきた今までのキャリア、最後のピースを狙いに行く。
LEC
LEC#1 : G2 Esports
アジアの巨人の喉元を狙う欧州の侍
TOP:BrokenBlade JG:Yike MID:Caps BOT:Hans Sama SUP:Mikyx
LCKとLPLが圧倒的な勢力となっている近年のLOLにおいて、唯一それらのチームに肩を並べているのがG2だ。国際大会の舞台でRNGやT1などの多くの強豪を今まで撃破してきた。今年のMSIでは昨年王者T1に敗れたもののフルセットまで追い込み、LPLの強豪・TESにいたってはなんと3-0で下している。
LECの冬、春、夏、そしてシーズンファイナルを優勝してきたG2。手札の多さ、個々のプレイヤーのフィジカル、戦術面、どの面を取っても名実ともにLECの王と言えるだろう。
昨年はEUラストホープとして多くの期待を寄せられたが、なんと宿敵NAのNRGに敗北し敗退してしまった。つけられてしまったNA>>>EUの烙印。不等号の向きを変えるまでG2の戦いは終わらない。
注目選手:Mikyx
EU屈指のプレイメイカーであり、Capsと並びMSIを制した時のold G2のメンバーでもある。 そのスタイルは大胆不敵。一歩転ぶと大トロールになりかねない動きや一見理解できないアクションをかけるが、気づけばチームに有利をもたらしているなんてこともしばしば。昨年に行ったノーチラスのイグナイトハラスはLEC公式にモンタージュにされて弄られている。Mikyxはプールも広いことでも知られており、MSIではアマチュア時代からのお供であるポッピーサポートで躍動。TESのBot組を完封するほどの強さを誇った。きっとWorldsでも敵を翻弄し、我々の心をぐちゃぐちゃにかき乱してくれるはずだ。
LEC#2 : Fnatic
初代王者が掴むは、復活の兆しと新たなる栄光
TOP:Oscarinin JG:Razork MID:Humanoid BOT:Noah SUP:Jun
G2と対をなす、LECの超が付くほどの人気チーム・Fnatic。Worlds初代王者であるFnaticだが、昨年はメンバー変更が重なりがたがただった。不安視されていたチーム編成だったが、TOPを新人のOscarininに託し、BOTはNoah&Junの韓国人コンビで固めたことが功を奏し、2位でのWorlds出場と相成った。
ただ、地域内での凄まじい人気とは裏腹に多くの不安要素を抱えていることもまた事実。新人組、特にTOPとBOTのパフォーマンスの不安定さや、ファンの間では有名なHumanoidのモチベーション問題など、乗り越えないといけない課題はまだまだ多い。今年のMSIでも、そういったところが露見し、TeamLiquidに敗北を喫した。
ここまで、不安定さをかなり強調してきたが、その分上振れが凄いという強みもある。特にそれが顕著なのはTOP/JG/MIDの上半身。格上相手をスーパープレイで覆すHumanoidの姿を何度見てきただろうか。乗り越えるべき壁なんて多ければ多いほどいい。全部乗り越えて成長するのがFnaticだ。
注目選手:Oscarinin
昨年不調だったWunderに代わって、2軍からコールアップされた期待の新人。いきなりの1軍起用、当然目も当てられないほどボコボコにされ多くの洗礼を受けてきた。だがここでめげないのがOscarininの強み。カミールやジャックスといた得意のファイターピックで自分の強みを前に押し出し、メキメキと力をつけてきた。前述のとおり、不安定であり粗削りな部分も多々ある選手ではある。ただ、言い換えればそれは伸びしろだ。幸い今年のWorldsはヨーロッパということもあって、環境の変化は少なく新人にとってやり易い。Oscarininが成長した瞬間から、FnaticはWorldsを食い荒らすモンスターと化すだろう。
LCS
LCS#1 : Fly Quest
6人目の仲間と共に、大空を舞うNAの爆発力
TOP:Bwipo JG:Inspired MID:Quad BOT:Massu SUP:Busio
スーパーミニオンがネクサスを破壊するという劇的な決勝戦を終え、LCSの最終王者となったFly Quest。
春シーズンはLCS2位としてMSIに参加するも、PSGにボコボコにやられてしまった。その大敗をうけてか、MIDのJensenをロースターから外し、LCS Academyで大暴れしていたQuadをMIDに抜擢した。その変更が功を奏し、夏ではTLにリベンジを果たすことができた。
FLYは上二人がベテランと下三人が若手であるが、ベテランの方が爆発力や色々とムラがある印象。EUで名をあげてNAで活躍中のBwipoとInspored。超アグレッシブスタイルで逆境を切り開いてくれるBwipoだが、配信で暴れてることを心配されてメンタルヘルスに通い始めた。冷静沈着でNA屈指の名JGであるInspiredだが、toxic気質で知られており元チームメイトのJensenの消極的なプレーを「Vegan」と話していた。実力十分、話題にも事欠かないチームになりそうだ。
注目選手:Quad
Academyで大暴れしていた期待の若手・Quad。ただそのデビューはLCK、2020~2021年にDRXで”Solka”という名前でプレイしていた。その時の名前の由来は得意チャンピオンがカシオペアだったことから、「Solo Cassiopeia」をもじって名付けた。ただ、思うように活躍できず、引退。ストリーマーとして活動していたが、プロへの憧れを捨てられず、渡米し遂に世界への切符を掴んだ。一度は諦めたプロの道、敗北を知り成長した男のプレイから目が離せない。
LCS#2 : Team Liquid
海神の馬車を引く、新旧NAの勇士たち
TOP:Inpact JG:UmTi MID:APA BOT:Yeon SUP:CoreJJ
LCS FinalでFLYの6人目の選手によって劇的な敗北を喫したTeam Liquid。しかし、LCSでの実力はトップレベルで、Summerでは無敗でレギュラーシーズンを終えていた。
プレイスタイルは”The NA”というような、どっしり構えて戦い、集団戦で勝利をつかみに行くという、ややスローな戦い方。LCSではその戦法で他を圧倒していたが、ぐっとレベルが上がる国際線の舞台においてもそれが通用するかは見ものだろう。
去年はWorldsでGAMに敗北するなど、特に若手キャリーラインの実力不足が目立ってしまった。しかし、その時からAPAとYeonは進化を遂げている。大ベテランのImpactとCoreJJもいまだ衰えを知らない。昨年は振るわなかった国際線の舞台で、真の実力を発揮することができるのか。APAのチャット攻撃も含めて注目だ。
注目選手:CoreJJ
2017年にSKTの覇権を終わらせた、CoreJJ。Worlds優勝後にNAに移籍し、TLでの経歴ももう6年目に差し掛かろうとしている。
なんと年齢は今大会最年長のとなる30歳。Impactにも言えることだが、息が長すぎる選手だ。そして、衰えていないところにも驚きだ。SummerのAll pro teamには、ほぼ同期のImpact、そして相棒Yeonと共に選出されている。類まれなるLOLへの理解度で、チームとリーグと引っ張る大ベテランといえるだろう。
昨年は苦渋を飲んだ世界大会。Academyから自身の手で育て上げたYeonと共に、また一歩先に進もうとしている。
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