【LCKまるわかり解説】プレイオフR3 T1 vs DK【日本語動画リンク付き】

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「LCKまるわかり解説」は世界最高峰のプレイの数々を、日本語でもっとも詳しく解説する記事です。日本語動画のリンクも添付しているので、これを機にLCKに対して興味を持っていただけると幸いです。

概要

プレイオフ予告

進行方法

進出チーム


プレイオフR3M2 T1 vs DK

レギュラーシーズン対戦成績:マッチ2勝/セット4勝 T1優勢 (R1: T1 2:0 勝, R2: T1 2:0 勝)

T1 – DDoS問題による問題が表面化したが、それを考慮に入れてもHLEとの試合は悲惨だった。試合だけでなく、バンピックでもティアの整理に疑問が残る。特にT1はHLEとの試合で構成のコンセプトを生かせず、全体的なメタ理解に欠陥があることが明らかになった。DDoS問題はすぐに解決できないが、バンピックとティアの整理など、緻密な戦略設計を基に試合を準備するべきだ。

DK – GENGを相手に崖っぷちまで追い詰めた。明らかに運や偶然で得た2勝ではなく、相手と剣を交えて勝ち取った2勝だった。現在の調子を維持できるなら、T1も無理な相手ではない。2020年代初頭ではLCKで最も有名なライバルだったが、再昨年から1回を除いてすべてT1が勝利し、ライバルの意味が薄れてきた伝統の悪友T1とDKの対戦が再び戻ってきた。しかし、一貫してT1が優勢だったレギュラーシーズンとは異なり、プレイオフ2R以降、両チームの評価は完全に逆転している。

しかし、T1も2022シーズン以降DKとの対戦成績は圧倒的に良い。 T1は2022サマープレイオフを除いてT1の一方的な圧倒が繰り返されるレベルだったので、T1はずっと自信のあるマッチアップだ。

結局、これらの数々のジンクスをDKが振り払うことができるかどうかが鍵となる。そのため、DKはGENGとの血戦が単なる偶然ではないという点と、”強豪チーム判定器”という汚名をGENG戦を再現することで洗い流す必要がある。T1は逆に立ち直って、DKを今までのように叩きのめし再び決勝に向けての基盤を築く必要がある。

試合当日には、元DWG KIAの選手だったNuclear(LCK CL解説)とGhost、Hoya、元SKT T1の選手だったSky、Untra、Blankが観戦に来た。

キャスター陣勝敗予想

出場選手

GAME1

韓国語放送

UGと観戦シリーズ

前回の試合のパフォーマンスを考慮に入れると、3:0で誰もが簡単に流れることはないだろうと予想されている。

T1は、前回のHLE戦に続き、ブルーサイドで主導権を持つピックを中心に構築した。T1はサポートのカミールをピックし、DKはアジールがバンされたのを受けてミッドのダイアナをジョーカーピックとして出した。

T1はトップレーン戦を大きく勝つためにTFをピックしたが、ジャックスのCSがTFを上回り、構成の意味を失い始めた。特に、KingenとLucidがT1の陣地を荒らし、大きく育ったカミールのシャットダウンを取るなど、DKがリードしていく展開のように見えた。しかし、29分頃、バロン近くでLucidがシンジャオをキャッチし一瞬でフォーカスしようとしたが、Ownerは三日月槍守で耐えきった。逆に、突入したダイアナはEを受けて爆死した。同時にZeusがヴァルスをソロキルし、火力が不足していたDKをT1が逆にエースを獲得。バロンバフを取り、ゲームはT1側に大きく傾いた。

両チームともフロントラインが不十分だったため、当たられた方が負ける可能性がたかい構成だと解説されていた。T1はシンジャオ‐オリアナの戦闘力を前面に出しすことで、今プレイオフ初めてのネクサス破壊にこじつけた。

この試合は、Fakerのオリアナがなぜバンされるのかをはっきりと示した試合だった。プレイオフのHLE戦とレギュラーシーズンのGENG戦では、T1相手はオリアナは空けられなかった。DKはオリアナに対する対策としてダイアナをピックしたが、ピックの意味を示すことができず、Fakerの神がかったオリアナにそのまま滅ぼされた。

一方、この試合を通じて、FakerのLCK通算アシストが4997アシストに達し、次のセットで3アシストを記録すれば、LCK5000アシストという大記録を達成することになる。

GAME2

韓国語放送

UGと観戦シリーズ

DKはブルーサイドを選び、T1はプレイオフで初めてレッドサイドで試合を行った。

DKは直前のセットでのキーピックであるオリアナとTFをバンし、2セット目に変化を加えてきた。そして、HLEがT1を沈めるために使ったゼリノーチのコンビをピックした。これに対して、T1はセジュアニをピックしたにもかかわらず、シンジャオをピック。セジュアニをトップに回すように見えたが、突如TOPヴェインをピックし、セジュアニをサポートとして使用した
DKはフロントラインが堅く、CCも十分だが、アイテムが揃うまではダメージが少ない課題を抱えている。一方、T1はCSを取るセジュアニとシンジャオがフロントラインとして機能している間に、ヴェインがフロントラインを溶かし、アジールとセナがDPSで相手を削る理論的に良い構成を作った。

オブジェクトを譲った代わりに、2キルを得たヴェイン。T1は計画通りヴェインにすべてのリソースを集中させ始めた。そして、Zeusはチームの期待に応えてフリーディールを行い、T1に一方的なリードを提供した。ヴェインが嫌う5:5の戦闘はほとんど起こらず、最も好む2〜3人の小規模な戦闘、追撃戦だけが起こり、Zeusは自由にフィールドを駆け回り、DKを個別に打ち負かした。しかも、5:5の構図が生まれても、T1は陣形を半分に切り、小規模な戦闘に変える機転も見せた。

DKは、結局フロントラインを溶かせないことが毒となった。そのため、セジュアニとシンジャオが堂々と前に出ると、DKには何もできない。代わりにタンクたちが前に出ると、喜んで突っ込んでくるヴェインに爆発するシーンが何度も出た。セジュアニもセナのおかげで非常に頑丈だったため、DKの構成ではどうやっても突破する方法がなかった。

T1は、プロでほとんど使われなくなったヴェインをピックし、Zeusに失敗が許されないを構成したにもかかわらず、DKを華麗に料理し、マッチポイントに到達した。

POGは、1900日ぶりにTOPヴェインに初勝利をもたらしたZeusが満場一致で受賞した。

余談だが、FakerはLCKの歴史上初めて個人通算5000アシストという大記録を達成した。

GAME3

韓国語放送

UGと観戦シリーズ

序盤、Lucidが変則的なルート取りでTOPにガンクを決めてファーストブラッドを取り、TFを抑えてDKが有利なスタートを切った。合流前のサイドでのゲーム展開に強いT1の構成だったが、その中心となるべきTFが抑えられたため強みをを活かせない時間が続く。15分頃にOwnerとT1のボトムが仕掛けるが、DKが一歩先んじて合流して反撃。ゲームを有利に進めた。

しかし、4番目のドラゴンの戦闘で、T1がTFのディスティニーで浮いたランブルを確認すると一目散に攻撃、逆転の足がかりを築いた。TFのゲートを確認したランブルはフラッシュを使って逃げようとしたが、ゴールドカードとクリスタルアローで全く身動きが取れず溶かされてしまった。T1のドレイクを阻止すべく、DKは人数不利にもかかわらず、T1のアルティメットが3つないという根拠で戦闘を試みるが、リーシンとレルだけが死んで敗北。結局T1がドラゴンはもちろん、バロンバフまで取ってグローバルゴールドを逆転した。この戦闘をきっかけに、抑えられたTFが復活し、T1は弾みをつけ始めた。その後はZeusに揺さぶられ、なんとか一度はDKがファイトに勝つが、それをあざ笑うかのようにT1がネクサスを破壊した。

ゲームをリードする必要があるDKは、焦りからミスが次々と出てきた。決定的だったのは、ShowMakerがPoppyもいて、ポッピーとゴールドカードを構えたTFがいるところに突撃し、なすすべもなく死ぬシーンだった。牽制を掛けようとした結果生じたミスだったが、あまりにも早い死は理解しがたいプレイだった。

T1は、この試合全体で5v5の集団戦を避け、最も得意とする分散戦を試み、成功した。Keriaは通常レナータが選ぶシュレリアの代わりに、ランブルのイコライザーを防ぐソラリを購入し、これも戦闘で一役買った。

総評

試合の前の状況だけを見ると、DKはGENGを追い詰めることで高いゲーム力を示した。一方、T1はHLEに完敗し、DDoS攻撃により正常な練習が不可能な状況だったため、むしろDKが有利ではないかという意見が形成されていた。しかし、蓋を開けてみると、T1は前回の試合より優れたゲーム力でDKを圧倒した。接戦になると予想されたが、このように一一方が3:0で圧倒することは誰も予想していなかった。

DKはGENG戦で示したステップアップを忘れたかのように、オブジェクト前で転倒する姿を見せた。結局GENG戦で見せた力は、”ただ3強チームの中でGENGを特に追い詰めるという奇妙なチームカラー”の結果に過ぎなかったのではないかという疑念を残し、3年連続で強豪チーム判定機という烙印を剥がせずに、虚しくスプリングを終えてしまった。この完敗により、2019年夏のプレイオフ2ラウンドのSKT戦以降、1687日ぶりに3:0の敗北を喫したという屈辱はおまけだ。特に、シーズンが進むにつれて驚異的な決断力を見せるようになったLucidは、Ownerに阻まれて特に活躍することなく、ShowMakerもChovyを追い詰めていた姿はどこへやら、Fakerに押されるばかりで、KingenもZeusが育つことをとめられなかった。結局、GENGとの好ゲームで人々の期待を集めたのち、直後の試合で最悪の姿を見せてファンの心を引き裂く姿が3年連続で現れた。

T1は、相手のメンタルを揺さぶるバンピックと、それを実行する上半身の破壊力が戻ってきて、予想よりも簡単にDKを制圧した。特に、相手のジョーカーピックであるダイアナを抑え込み、自分たちは準備してきたヴェインというジョーカーピックを誰よりも美味しく使ってDKを効果的に料理した。MVPは間違いなくZeusで、TFとヴェインでボトムでの主導権の取り辛いピックを完全にカバーするかのように、試合を駆けずり回った。Ownerもリーシンとポッピーで堅実な姿を見せた。

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