【LCKまるわかり解説】プレイオフR3 GENG vs HLE【日本語動画リンク付き】

【LCKまるわかり解説】プレイオフR3  GENG vs HLE【日本語動画リンク付き】

【LCKまるわかり解説】プレイオフR3 GENG vs HLE【日本語動画リンク付き】

「LCKまるわかり解説」は世界最高峰のプレイの数々を、日本語でもっとも詳しく解説する記事です。日本語動画のリンクも添付しているので、これを機にLCKに対して興味を持っていただけると幸いです。

概要

プレイオフ予告

進行方法

進出チーム


プレイオフR3M1 GENG vs HLE

レギュラーシーズン対戦成績:マッチ2勝 / セット4勝 GEN優勢 (R1: GEN 2:0勝 / R2: GEN 2:0勝)

Gen.G – DKと予想外の3:2の接戦を演じた姿は、レギュラーシーズンでの威勢とは乖離があった。ただ、不調ではあるものの、前回HLEには一セットの敗北も許さないほど圧倒的な姿を見せたため、このマッチには更に注目が集まる。

HLE – 今回のプレイオフでは全て3:0の完全勝利を収めたHLEが大勝を手に入れるため立ち上がった。GENとの対戦成績は極端に劣勢だが、3:0だけで上がってきたト流れと勢いは無視できない要素だ。 昨年のメンバーからLCKデビューと初の全盛期を共にした同僚まで、様々な面で複雑に絡み合った関係が多い両チームの試合。この試合で勝利したチームは、決勝進出と同時に2024 MSI進出が確定する。

半年後ぶりにGENとHLEのプレイオフリマッチが成立した。その際には、Clidの不適切な行為が発覚し、新人が急遽招集されるも爆発、GENが3:0で無難に勝利している。HLEはここまで非常に調子のいい状態、GENGは直前のDK戦で見せた低点を修正できているかが重要だ。

また、レギュラーシーズンではHLEがGENに一セットも取れなかった。HLEはGENに対してなんとマッチ15連敗を記録中で、GENとの悪縁を断ち切り、リブランディング後の初の決勝進出と初のMSI進出を達成できるかが鍵だ。

もし、この試合をHLEが勝利するならば、2021 LCKサマー以降3年ぶりに決勝戦にGENとT1以外のチームが進出することになる。

キャスター陣勝敗予想

出場選手

GAME1

韓国語放送

UGと観戦シリーズ

GENは昨年の必勝ピックであるLehendsのノーチラスと、Kiinのアーゴットを選んだ。HLEは再昨年のワールズ4強でチョビを倒したZekaのアカリを選んだ。

序盤にKiinのアーゴットが0/3/0を記録し、トップが崩壊するかと思われたが、それでもアーゴットは狂ったダメージを見せていた。

その後、GENが、グローバルゴールドを逆転し、勝利の足がかりを築こうとしたその時、チームの主軸であったアジールが遠くにいるもかかわらず、HLEのセカンドタワーでまさかのタンク相手にダイブをする、頭のいかれたプレイをしてしまった。そして、すぐ隣で見ていたゼリがウルトを使い、フリーディール。4:3でGENが人数が多いにもかかわらず、敵のADCを無視した結果をしっかりと見せられた。結局、アジールを除く全員が一掃される大惨事が起こり、HLEがそのままネクサスまで進撃。そのままGENのネクサスが破壊され、1セット目はHLEの勝利で終わった。

HLEは前回のT1との試合で見せた姿が嘘ではないというように、順調に勝利を収めた。特に、Zekaがアカリスキンの持ち主にふさわしい姿を見せた。

一方、GENは不利な状況でも優れた嗅覚とオブジェクトの制圧でHLEを何度も押し返す姿を見せたが、依然として主導権を取れないボット組、退屈な動きのCanyonなど、前回のDK戦での不安な姿をそのまま見せた。

GAME2

韓国語放送

UGと観戦シリーズ

ボットの不振を認めたGENはルシナミをピックし、Viperを封じ込める役割を持たせた。その分、調子が良いトップ-ミッドでハイパーキャリーのエイトロックス-オレリオンソルを選んだ。一方、HLEはドランにジェイスを与えてバンピックを終えた。

お互いに後半を見据えた構成であるため、序盤では静かな展開が続き、今季の最長ファーストブラッド獲得時間を更新した。その後の交戦でもシンジャオが巧妙なウルトでGENの攻撃を流し、決着をつけられないようにした。

GENの主要スキルがうまく決まらない間に、HLEは良い集中力で何度もファイトを勝利し、ドラゴン3スタックとともにゼリの成長も順調。しかし、エイトロックスとブッシュで出会ったZekaがその場でフラッシュを使うミスが出た。GENはこれを活かして、バロン前でタリヤがウィーバーウォールを撃つタイミング、壁から突き落としてZekaを爆発させた。その後のファイトでHLEは全滅し、GENはバロンを獲得。バロンパワープレイでHLEのタワーを削りまくり、5000ゴールドをリードした。そして、この時点でPeysのルシアンが最高潮を迎える。HLEはもはやルシアンのディールを耐えられず、Chovyのオレリオンソルも着実に成長した結果、HLEは巨大なブラックホールに飲み込まれるしかなかった。結局、そのままGENがネクサスを壊し、試合のカウントを戻した。

HLEの立場からすると、前セットで活躍したZekaとViperのミスが痛かった。Viperはルルを過信したのか、大胆なポジショニングが毒となり倒される場面があった。Zekaは致命的なフラッシュミスを犯し、逆転の起点を作ってしまった。不安と評価されてきたDoranのジェイスは、むしろ全体のディール量1位を獲るほど活躍したが、最後に試合をひっくり返すことはできなかった。

GAME3

韓国語放送

UGと観戦シリーズ

レクサイに対してKiinはイグナイトランブルを選択した。初期の1対1ではKiinが勝利したが、Peanutの驚異的なガンクによって一瞬でRumbleが腐り、レーン戦が終了した。育てなったKiiinタンクビルドを選択し、ジンクスのパッシブの回転が必須であるHLEの立場からは、毎回のチーム戦でChovyとKiinのWタンクビルドを素早く破壊できず、ゲームが長引いた。

ジンクスが育ったHLEが簡単に勝利すると思われたが、Chovyが毎回ジンクスを完璧にマークし、最低でもフラッシュやタムケンチののウルトを取り除くことで、ジンクスがディールし辛い環境を作り続けた。長引き始めたゲームは、ADCのビルド差を埋め、ジャックスもアイテムが揃いHLEへの脅威度が増してしまった。一方、GENGはADC以外の4名のプレッシャーでヴァイとアーリがうまくい入れず、ゼリは比較的安全にポジショニングをとることができた。Chovyのアジールのアイテムが揃うと、ディールバランスが偏ったHLEはGENGとの正面からのファイトに勝てず、逆転と逆転と逆転の結果、トップのタワー破壊後に撤退するHLEを全滅させたGENGがトップを逆に押し込み、ネクサスを破壊した。

まさにChovyが狂ったハードキャリーでこのゲームをひっくり返した。Kiinのランブルがレーンの段階で腐ってしまって敗色が濃くなっていく状況の中、アジールにタンクアイテムを巻き付け、徹底的なメイキング役を担当。Super Tossを数え切れないほど出し、ゼリが成長するまでの時間を稼ぎきった。4つ目のドラゴンファイトでは、敢えてウルトを撃たない心理戦まで披露。HLEのボット組は常にChovyにおびえ続けなければならなかった。また、1/3/0になりピックの意味を失ったKiinのランブルは、ジャックショー等のタンクアイテムを選択。イコライザーでJinxを妨害しながらダメージを出し、序盤こけたランブルとは思えない活躍をした。

GAME4

韓国語放送

UGと観戦シリーズ

GENGは再びChovyのアジールを選択。HLEがカリスタとジェイスを選ぶと、GENGは悩んだ末に主流ではないカイサでバンピックを締めた。初期にはDoranが設置したワードの視界を見事に避けるCanyonの巧妙なギャンクによりジェイスが倒れ、その後に続いたトップ4マンダイブでジェイスは腐った。しかし、その後に続いた戦闘でViperが2キルを獲得。ヘラルドの戦闘ではCanyonがスティールするも、Viperがアジールにトスされてもダメージを出し続け、Aceを記録。HLEが傾いていたゲームを支えるだけでなく、むしろリードを得た。

しかし、Chovyがフラッシュが無いにも関わらずうまく立ち回り、シュリーマシャッフルを決める。Viperを含む3人のTossを成功させ、温存したゾーニャで時間を稼ぎまくった結果、アジールを犠牲にGENGはAceを取ることができた。その後のドラゴンの主導権争いでは、ChovyがZekaの壁越しの仕掛けに引っかかるもタンクビルドの頑丈さでダメージはあまり入らず、後続のジェイスはゾーニャで無効化。そこから完璧な切り返しを見せ、Viperを除く本隊がTossされたHLEは崩壊。逃げるHLEのチャンピオンたちを全員倒し、そのままネクサスに進撃し、勝利を手に入れた。

また、また、また、Chovyが連続してスーパープレイを成功させ、ゲームをひっくり返し、2000キルまで記録し、そのままGENGが勝利した。

総評

このシリーズでは、GENGの全てのPOGを受け取ったChovyが主役だった。試合後のインタビューでChovy自身が今日の試合は完璧に近かったと自己評価するほどだ。これで、Final及びMSIへの出場も確定した。特に、昨年までには主にアジールでスーパーダメージを見せていたChovyは、このシーズンではついにスーパートスまで完備。不利状況を数え切れないほど覆し、自身がレギュラーシーズンMVP値することを証明した。Chovyは、2020 LCK Summer PO GEN戦、2022 LCK Spring PO DK戦に続き、3回目のプレイオフ全体シリーズ3セットPOGを記録した。

他の選手たちも、DK戦よりいい姿を見せていた。Kiinは堅実なチームファイト力で今回もChovyに続く2オプションとして活躍した。Canyonも、 4試合目には久しぶりに鋭いゲーム設計を見せてくれた。レーン戦が不安だったボットデュオも、バンピックの修正とチームメイトのケアにより、R2のように爆発することなくレーン戦をうまく乗り越えた。Peysも少しはつまずいたが、大きなミスなく適切にダメージを出した。ただ、1セット目と4セット目で見せたRehendsの混乱は課題点であろう。

HLEも、選手たちの調子は一様に上昇しており、バンピックもレギュラーシーズンよりも柔軟だという評価だ。しかし、相手のミッドがChovyだという一点で阻まれ、敗北を喫した。特に、Chovyがあまりにも上手くやっただけで、Zekaが特に下手なわけではない。さらに、HLE戦になると、水を得た魚の様に動いてくるCanyonに対して、Peanutが毎回押されたのも問題だった。結局、レギュラーシーズンの対戦時と比べてはるかに良い試合を見せ、奮闘したが、16連敗という苦い結果を受け入れざるを得なかった。

余談として、この試合では全てのセットのPOGがミッドであり、全て9票以上を受け取った。これは、このプレイオフでのミッドの影響力を示す指標とも言える。また、何と言ってもCanyonが2021 Worlds以来、久しぶりに大会決勝に復帰し、RehendsとKiinは初めてMSIに参加することになった。特にKiinは、2018 Spring以降、なんと6年ぶりに再び決勝に進出し、初のLCK優勝を目指すことができるようになった。

この試合は、長い休憩とChovyの歴代最高のハードキャリーが重なり、話題となった通称’0830’試合を連想させる意味で、’0406’という名前で呼ばれる。

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